共同研究・競争的資金等の研究課題

2018年4月 - 2023年3月

ライソゾーム機能不全が自閉スペクトラム症発症に与える影響と薬物コントロール

日本学術振興会  科学研究費助成事業  基盤研究(C)

課題番号
18K07592
体系的課題番号
JP18K07592
配分額
(総額)
4,420,000円
(直接経費)
3,400,000円
(間接経費)
1,020,000円

前年度に引き続いて、妊娠18日の母体ラットに合成二本鎖ポリヌクレオチド polyriboinosinicpolyribocytidilic acid [poly(I:C)]を母体に静脈注射し、生後1日の新生児脳で遺伝子の発現変化を調べる実験を反復した。poly(I:C)によりV型H+-ATPaseのサブユニット遺伝子の発現上昇が検出することを再度確認した。これらの結果により、poly(I:C)による母体炎症では新生児脳のライソゾーム機能の変化が生じることが示唆された。また前年度までに、ミクログリア、樹状細胞(dendritic cell)および未分化なグリオーマ細胞に高発現する糖タンパクGpnmb (glycoprotein nonmetastatic melanoma b)がライソゾーム標識抗原CD68 (ED1) と同時局在することを見出していたため、in vitroでGpnmbのの有無を調べるために、このタンパクを大腸菌で大量発現させ精製する実験を開始した。推定膜貫通領域およびカルボキシル末端を除いた部分を融合タンパクとして大量発現させることに成功し精製条件の最適化を試みたが、中途でExpiTM Expression Systemも利用可能なことがわかったので、発現系を切り替えた。今後はExpi 293F細胞の発現させたGpnmbタンパクの大量精製を進め、神経系細胞におけるライソゾーム安定化作用を調べる。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K07592
ID情報
  • 課題番号 : 18K07592
  • 体系的課題番号 : JP18K07592