共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2018年3月

原発事故災害時における医療者の罪悪感の生起メカニズムの解明と避難行動指針の策定

日本学術振興会  科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究  挑戦的萌芽研究

課題番号
26590162
体系的課題番号
JP26590162
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
3,380,000円
(直接経費)
2,600,000円
(間接経費)
780,000円
資金種別
競争的資金

東日本大震災に伴って起きた原子力発電所の爆発事故当時、福島県内の病院等で勤務していた看護職を対象として質問紙調査を実施した。435人分のデータを有効回答とし、原発事故後約7年近く経過した時点での感情や災害に対する認識について、避難した群(137名)としなかった群(298名)で比較した結果、避難した群は罪悪感をより強く感じており(P<.001)、調査時においても後悔の念を抱いていた(P<.001)。本来ならばケアすべき患者等を置き去りにしてしまったことがトラウマとなっている可能性が示唆された。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-26590162/26590162seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-26590162
ID情報
  • 課題番号 : 26590162
  • 体系的課題番号 : JP26590162