幌延地域の泥岩層における原位置透水試験
資源・素材学会関西支部第17回若手研究者・学生のための研究発表会
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- 開催年月日
- 2020年12月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- (online)
- 国・地域
- 日本
岩盤に炭酸水を注入した場合、炭酸塩鉱物の析出による亀裂の閉塞が期待される。幌延深地層研究センター深度350mにおいて、岩盤損傷領域を対象として炭酸水の注入に伴う亀裂の閉塞試験を実施した。亀裂の閉塞に伴う透水性の変化を確認するために、炭酸水の注入前後において簡易透水試験を実施したところ、現段階では有意な透水性の変化は確認されなかった。これは、炭酸水の注入期間が短いために炭酸塩鉱物の析出が不十分であるためと考えられるため、今後も継続的に炭酸水を注入し変化を把握する予定である。