2012年4月 - 2017年3月
緩和ケアの新たな展望へ向けた研究:診療ガイドラインと患者の価値観・QOLの課題
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 24390128
- 体系的課題番号
- JP24390128
- 担当区分
- 研究分担者
- 配分額
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- (総額)
- 18,720,000円
- (直接経費)
- 14,400,000円
- (間接経費)
- 4,320,000円
緩和ケアは、患者の価値観を尊重する視点が求められている。本研究では、患者と医療者双方の視点から緩和ケアへの新たな提言を目指した。診療ガイドラインの内容分析の比較から、作成者の患者の価値観とQOLに関する価値観が大きく異なることが明らかになった。大腸がん患者への面接調査では、ステージⅣの患者で寛解に至った患者(4人)の全てが雇い主から治療への理解を得て就労しており、重篤な病態であっても社会とのつながりの重要性が示された。臨床研究では、倦怠感治療にわが国で通常使用されているステロイド容量での有効性を検討した。臨床研究の実践から、終末期患者に協力を得る臨床研究の問題点が具体的に明らかになった。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 24390128
- 体系的課題番号 : JP24390128