MISC

2019年2月

加速管更新後の加速電圧の推移と現状

JAEA-Conf 2018-003
  • 松田 誠
  • ,
  • 長 明彦
  • ,
  • 石崎 暢洋
  • ,
  • 田山 豪一
  • ,
  • 仲野谷 孝充
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  • 株本 裕史
  • ,
  • 中村 暢彦
  • ,
  • 沓掛 健一
  • ,
  • 乙川 義憲
  • ,
  • 遊津 拓洋

開始ページ
126
終了ページ
131
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.11484/jaea-conf-2018-003

原子力機構東海タンデム加速器では2003年に21gapのコンプレスドジオメトリ型加速管への更新を行った。更新直後に16MVの電圧発生を確認し2年後には18MVに到達した。2007年、2008年には真空トラブルによりダメージを受け、加速電圧が下がってしまったが加速管を交換することで性能を回復し、2015年までは18MVを維持した運転を継続してきた。これまでの最高加速電圧は18.5MVである。しかしながら近年は高電圧発生時の放電の頻発や、2016年12月に発生した大規模な真空破壊事故により加速電圧が12MVにまで低下してしまった。主たる原因は真空事故による加速管内部への塵やストリッパーフォイル片の混入と考えられ、現在全加速管を取り外し内部の洗浄作業を実施している。この洗浄作業に際し、加速管のアパーチャー電極の放射化測定や管内のセラミクスの汚れの状況を確認した。一部の加速管には内部セラミクスが剥離したものがあった。現在、性能回復のために加速管の洗浄作業および性能向上のために加速器のアライメントを実施している。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-conf-2018-003
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5059490
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-conf-2018-003

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