第一原理計算による窒化ネプツニウムの比熱への電子の寄与の評価
日本原子力学会2011年春の年会
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- 開催年月日
- 2011年3月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 福井
- 国・地域
- 日本
理論と実験の両方の観点から、マイナーアクチノイド(MA)窒化物の基礎特性を知ることはMA含有燃料の製造や照射挙動を把握するうえで重要である。特にMAの中でネプツニウムは使用済燃料中の生成量や長半減期核種のため重要な元素の一つである。そこで、第一原理計算によるフォノン解析から窒化ネプツニウム(NpN)の有限温度での比熱を評価した。Helmholtz自由エネルギーに対する熱電子の寄与は非常に小さく比熱にはほぼ影響しないこと及び、0から1500Kの温度領域においてNpNの比熱は格子比熱と電子比熱の和で表されることを明らかにした。