共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年4月 - 2020年3月

革新的再現実験から解読する生命の起源と初期進化を支えた原始地球窒素循環

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(A)  基盤研究(A)

課題番号
17H01176
体系的課題番号
JP17H01176
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
44,460,000円
(直接経費)
34,200,000円
(間接経費)
10,260,000円

本研究は、原始地球環境における様々な非生物学的還元的窒素化合物供給プロセスの化学量論を検証し、その還元的窒素化合物フラックスを明らかにすることを目指した。隕石衝突によって地球外から持ち込まれ海洋に蓄積するプロセス、隕石衝突の衝撃によって大気窒素から還元的窒素化合物が生成されるプロセス、大気中で雷やUV照射によってNOxが生成された後海洋中で海底熱水循環によって還元的窒素化合物が生成されるプロセス、の3つを主要プロセスと想定し、再現実験による量論検証を行った。その結果、理論から予想された通り、原始地球環境において雷-海洋-熱水窒素固定プロセスが最も優占的であることが明らかとなった。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-17H01176/17H01176seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17H01176
ID情報
  • 課題番号 : 17H01176
  • 体系的課題番号 : JP17H01176