基本情報

所属
東京女子医科大学 八千代医療センター小児科 教授
千葉大学 医学部 客員教授
学位
医学博士(2000年5月 千葉大学)

研究者番号
10453789
ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0002-8990-5265
J-GLOBAL ID
201801000657800188

川崎病の臨床やtranslational researchを中心に研究活動をしています。川崎病の病因を探索する遺伝研究に臨床側から協力しています。その中から治療として免疫抑制薬の可能性が示唆され、2008-現在までシクロスポリンの川崎病への適応開発をしてきました。効果と安全性を実証するランダム化比較試験の企画、実行を主導して行い、良好な結果を得ています(LANCET誌)。この結果から遺伝研究結果の妥当性も検証できました。保険適応申請にも学術的な部分で貢献し、2020年2月にシクロスポリンの経口液剤が川崎病の追加適応を取得し、本薬のドラッグリポジショニングの達成に寄与できました。この薬剤を用いた治療でもハイリスク患者の14%は治療抵抗性であり、これ以上の治療成績を上げるには川崎病の病因・病態理解を解明する必要があります。血管に炎症がおきるメカニズムの探求に着手しています。
 川崎病により冠動脈病変を残した患者さんの遠隔期の虚血心の内科的治療開発にも取り組んできました(2001-2012)。2001年にはarteriogenesis作用のあるヘパリンに運動負荷を組み合わせた血管新生治療の開発に参加しました。2004年からはペプチドであるAMD3100が虚血時に骨髄から血管内皮前駆細胞を多数動員して虚血心の回復に寄与することをマウスで示しましたが、大動物(ブタ)で十分な効果が得られず、Phase3まで開発が進んでいません。
 千葉県における小児救急医療の拡充と整備に注力しています(2008-)。その中で呼吸器ウイルス感染症をテーマとして臨床研究を行っています。種々のワクチンの普及により細菌感染症が減少し、ウイルス感染症の頻度が増加していますが、特に呼吸器ウイルス感染症の臨床像は今まで十分理解されていません。2008年から千葉県小児中核病院である東京女子医大八千代医療センター小児科、小児救命救急センターをフィールドに多くの小児症例を対象として臨床像の解析を行っています。


学歴

  4

委員歴

  3

論文

  89

MISC

  69

共同研究・競争的資金等の研究課題

  5