2014年4月 - 2017年3月
司法コンテクストにおける言語使用の言語学的分析
- 配分額
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- (総額)
- 1,950,000円
- (直接経費)
- 0円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
本研究では司法コンテクストを伴う環境における言語使用を分析し、言語学が司法領域において貢献する新たな方向性や方法論を模索した。具体的には「脅迫」が争われた事例における言語使用を分析した。実際の司法判断と言語学的分析の結果との比較を行い、これが極めて近似することを示すことにより、言語学的分析が司法判断の客観性の論拠とする可能性を論じた。また、司法通訳を伴う裁判における謝罪表現の分析を行い、起点言語において謝罪表現ではないものが目標言語において謝罪として誤訳された例を示し、謝罪表現のように法的論点に大きく関わる表現の訳出における等価性の必要性を論じた