次世代高速炉炉心の核設計における制御棒均質化法の検討
日本原子力学会2019年秋の大会
- ,
- ,
- 開催年月日
- 2019年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 富山
- 国・地域
- 日本
次世代高速炉の核設計における制御棒の均質化断面積計算では、従来は全ての制御棒に対して周辺に内側炉心燃料集合体を6体(1層分)巻いたスーパーセルモデルを用いていた。しかし、このモデルは制御棒価値及び出力分布において径方向依存の系統的な誤差を生じさせ、特に大型炉心では有意なものとなっていた。そこで、本検討では、制御棒周囲の中性子空間分布がなだらかな内側炉心の制御棒と、中性子束勾配が急な内側炉心と外側炉心の境界部の制御棒に分けて、新たなスーパーセルモデルを提案し、従来と比較して解析誤差を制御棒価値で約1/5、出力分布で約1/3とする大幅な精度向上を達成した。