2004年 - 2008年
系外黄道光観測に向けた赤外線検出器技術の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 特定領域研究
太陽系外惑星系の塵の放射(太陽系の黄道光や黄道放射に対応)の観測は、系外惑星自身の観測と並んで重要である。従来の赤外線観測は、結晶質ケイ酸塩の塵が観測できる波長30-50μm、及び、惑星系外縁部の塵の温度や量を知るのに重要な200-300μmの観測が、検出器の実用化の遅れにより抜け落ちていた。本研究では、日本初の30-40μm帯を含む測光器を試作すると共に、これも日本初となる波長200-300μm帯の光伝導型検出器を開発し、これを用いた大気球搭載望遠鏡を製作して、近い将来の観測を可能にする技術を確立した。
- ID情報
-
- 課題番号 : 16077205
- 体系的課題番号 : JP16077205