2014年4月 - 2018年3月
赤外線高分散分光観測による活動的銀河核構造の解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(A)
活動的銀河核の「統一モデル」実証の鍵を握る「分子トーラス」の存在と構造を、CO分子線の振動―回転遷移線の「吸収」によって観測するために、観測的研究と機器開発研究の両者を進めた。観測的研究としては、赤外線天文衛星「あかり」の観測により、活動的銀河核からCO分子の吸収線を検出し、高温・高柱密度の分子雲が存在することを明らかにした。これは、活動銀河核周りの分子雲が、中心核からのX線により加熱が行われていることを示唆している。機器開発研究としては、スペースから高波長分解能観測を実現する「イマージョン・グレーティング」の開発を進め、少なくとも常温では実用に供することができる性能を実証した。
- ID情報
-
- 課題番号 : 26247030
- 体系的番号 : JP26247030