共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2022年3月

幼児・児童の英語力および意識・態度に影響を及ぼす家庭要因の特定と関係性モデル構築

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
19K00769
担当区分
研究分担者
配分額
(総額)
4,290,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
990,000円

2年目である2020年度の当初の予定は研究データの収集であった。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、調査対象である幼児・児童、その保護者、小学校教員に協力を依頼することが非常に困難だと判断した。そこで研究期間の延長を申請する前提で、本年度も引き続き(1)関連研究の文献調査、(2)調査項目の精査を行い、それらを基に(3)アンケート調査フォームの作成を行った。
従前の方法(学教教育現場においてアンケート冊子を教員から子どもおよびその保護者に配布してもらう方法)は、いわゆるアフター・コロナの教育現場においても実行は難しいと予想される。そこで、アンケート調査の実行は全てオンラインによることを前提とすることを決定した。またアンケート調査項目は、本研究グループが2017年度に行った「草加市・獨協大学地域研究プロジェクト」である『草加市の幼児・児童が持つ外国語(英語)に対する興味・関心および学習意欲に関わる実態調査:生活習慣、家庭環境、学習状況、園・学校における取り組み等に基づく要因分析の試み』を土台とすることとした。これらを踏まえ、(a)年中保護者用、(b)年長保護者用、(c)小学2年生保護者用、(d)小学4年生保護者用、(e)小学6年生保護者用、(f)小学6年生(児童)用の6種類の調査用紙の、オンラインアンケートフォームへの移行を行った。
小学生の英語能力テストの実行について検討してきたが、特に限られた授業時間内またはオンラインで調査できる方法を模索しており、結論を得ていない。2020年度は、調査項目を河合 (2018)で用いられた英語音声の知覚テストと産出テスト、および河合・田中(2019)で用いられた語彙テストと音-文字一致認識テストの4つのテストから採用することのみ決定した。

ID情報
  • 課題番号 : 19K00769

この研究課題の成果一覧

講演・口頭発表等

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