2016年4月 - 2020年3月
高校生の性意識を規定する要因-高校2年生に対する調査と介入-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
性行動を決定する性意識の変容を起こさせることは、リスクの高い性交渉を抑止することにつながる。我々は自らの研究実績より、性意識の従来の規定要因であった性知識や自尊感情といった要因よりも、地域に愛着をもつ、社会貢献への意欲がある、といった認知的ソーシャル・キャピタル(SC)が高いことが安全で社会的に望ましいとされる性意識につながることを仮説とし、東京の高校2年生に対し介入を行い、その前後で質問紙調査を行った。
性意識を従属変数、性知識、自尊感情、同世代の性経験、SCを独立変数として多変量解析で分析したところ、介入前後のいずれの調査においても、SCの投入により、他の変数の関連が否定された。
性意識を従属変数、性知識、自尊感情、同世代の性経験、SCを独立変数として多変量解析で分析したところ、介入前後のいずれの調査においても、SCの投入により、他の変数の関連が否定された。
- ID情報
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- 課題番号 : 16K04045