講演・口頭発表等

国際会議

ボロン添加黒鉛の酸化挙動評価

16th International Nuclear Graphite Specialists Meeting
  • 角田 淳弥
  • ,
  • 大崎 弘貴*
  • ,
  • 國本 英治*
  • ,
  • 山地 雅俊*
  • ,
  • 小西 隆志*

開催年月日
2015年9月
記述言語
英語
会議種別

黒鉛材料は、黒鉛減速ヘリウムガス冷却高温ガス炉(HTGR)の炉内構造物使用される。高温ガス炉は、高温のヘリウムガスを取り出すことが可能で、固有の安全性を有する魅力的な原子炉である。高温ガス炉の炉心を支える炉心支持黒鉛構造物は、高温ガス炉で最も苛酷事象である空気(水)侵入事故において、高い安全性を確保する観点から、炉心の形状を維持し、炉心の冷却を可能にするため、耐酸化性が要求される。そのため、耐酸化性能に優れた黒鉛を開発することにより、高温ガス炉の安全性をさらに高めることが可能になる。ボロン添加黒鉛は、耐酸化性を向上させた黒鉛の候補材料であり、これまで酸化時にB$_{4}$CからB$_{2}$O$_{3}$に変化し、酸化の進行を防ぐことが報告されているが、ボロン添加黒鉛を炉心支持黒鉛構造物に使用するためには、その酸化メカニズムを理解する必要がある。本研究では、ボロン添加黒鉛(GB-210)について、酸化試験, 曲げ強度及び表面観察の結果から、酸化のメカニズムを定性的に評価した結果を報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5053263