2008年9月
形質転換法による高アミロース日本稲の確率
新潟大学農学部研究報告
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- 巻
- 61
- 号
- 1
- 開始ページ
- 41
- 終了ページ
- 45
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟大学農学部
デンプン顆粒結合型デンプン合成酵素をコードするWx遺伝子はアミロース合成を司る鍵酵素である。これまでの研究から、直接導入法によりwx欠損変異体に外来Wx遺伝子を導入したイネ(WxR/wx)では、高アミロース型と低アミロース型双方の表現型を示した。そのうち複数の系統の後代において、不安定かつ不活性化された表現型が現れた。この原因は、外来遺伝子が多コピー導入されたことにより、反復配列誘導性ジーンサイレンシングが起きたためである。この不安定な表現型の出現を解決するために、バイナリーベクターpWABを構築し、アグロバクテリウム法によりwx欠損変異体に導入した。得られた形質転換イネ、WAB/wx系統では低コピー数の外来遺伝子が確認され、胚乳において高アミロース型であり、その胚乳形質は安定に次世代に遺伝した。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120005238929
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00183393
- ID情報
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- ISSN : 0385-8634
- CiNii Articles ID : 120005238929
- CiNii Books ID : AN00183393
- identifiers.cinii_nr_id : 1000010281007