論文

査読有り
2019年10月

断層岩の地球化学指標を用いた活断層の特定; 中部日本、敦賀半島の花崗岩帯における事例

Engineering Geology
  • 丹羽 正和
  • ,
  • 島田 耕史
  • ,
  • 石丸 恒存
  • ,
  • 田中 義浩*

260
開始ページ
105235\_1
終了ページ
105235\_15
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.enggeo.2019.105235

地表付近での最近の断層活動に伴う化学組成変化を特定するため、発達史の異なる2つの断層破砕帯において岩石の鉱物・化学組成分析を行った。その結果、最近活動した断層では、すべり面に沿ってMnOの増加やFeOの減少、Ceの正の異常といった地下から上昇した地下水の酸化に伴う化学組成変化が特徴的に認められる一方、長期にわたり活動していない断層では、酸化に伴う化学組成変化は破砕帯の構造に関係なく、地表からの地下水の既存の割れ目への流入で説明できることが示された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.enggeo.2019.105235
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5059225
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.enggeo.2019.105235
  • ISSN : 0013-7952

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