基本情報

所属
国立極地研究所 国立極地研究所 研究教育系気水圏研究グループ 教授 (アイスコア研究センター長、所長補佐)
学位
(BLANK)(Hokkaido University)

通称等の別名
Goto-Azuma Kumiko
J-GLOBAL ID
200901010091468135

研究課題と活動状況: 極域や高山域の氷床・氷河には過去から現在に至るまでの大気と積雪が冷凍保存されている。極域や高山域の氷床や氷河において雪氷コアや積雪を採取・解析することにより、過去の気候・環境変動の解明を進めている。これまで北極域の多点で掘削された雪氷コアの解析を実施し、北極域における地域差に着目した研究を進めてきた。南極観測隊にも参加し、積雪中のエアロゾルの広域分布やドームふじ深層コアに関する研究を行っている。また、ドームふじ深層コアとグリーンランド深層コアを用いた両極比較により、氷期ー間氷期サイクルのメカニズム、千年スケールで生じる急激な気候・環境変動のメカニズム等に着目して研究を実施している。特に、アイスコアに含まれる溶存化学成分や固体微粒子に着目した研究を行なっており、最近は分析方法の開発にも力を入れている。 極域観測歴: (1)南極域:第45次南極地域観測隊(越冬隊)(2003-2005) (2)北極域:スバールバル氷河調査(1991, 1992, 1999, 2013)、カナダ北極域氷河調査(1992, 1994, 1995, 1996, 1997, 1998)、第1次中国北極観測隊(1999)、グリーンランド氷床コア掘削・現場解析(2000、2009、2010、2011)、カナダローガン山氷河調査及び雪氷コア掘削(2000, 2001, 2002)(3)その他のフィールド:中国における氷河調査(1991, 1996)

論文

  112

MISC

  62
  • 川村賢二, 川村賢二, 川村賢二, 植村立, 本山秀明, 本山秀明, 飯塚芳徳, 堀内一穂, 青木周司, 東久美子, 東久美子, 藤田秀二, 藤田秀二, 関宰, 平林幹啓, 中澤文男, 中澤文男, 大藪幾美, 大野浩, 津滝俊, 阿部彩子
    日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web) 2018 ROMBUNNO.MIS06‐P12 (WEB ONLY) 2018年
  • 川村賢二, 川村賢二, 川村賢二, 杉山慎, 植村立, 本山秀明, 本山秀明, 澤柿教伸, 飯塚芳徳, 堀内一穂, 青木周司, 東久美子, 東久美子, 藤田秀二, 藤田秀二, 関宰, 平林幹啓, 大藪幾美
    日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web) 2017 ROMBUNNO.MIS10‐12 (WEB ONLY) 2017年
  • 東久美子, 平林幹啓, 本山秀明, 三宅隆之, 倉元隆之, 植村立, 川村賢二, PARRENIN Frederic, 鈴木香寿恵, 飯塚芳徳, 鈴木啓助, 五十嵐誠, 藤井理行, 鈴木利孝, 堀川信一郎, 河野美香, 藤田耕史, 櫻井俊光, 小端拓郎
    極域科学シンポジウム講演予稿集(CD-ROM) 4th ROMBUNNO.IC,GOTOAZUMAKUMIKO,1,V3 2013年
  • 東 久美子, 榎本 浩之, 上村 靖司, 坂井 亜規子, 杉浦 幸之助, 高橋 修平, 竹内 由香里, 舘山 一孝, 平島 寛行, 山口 悟
    雪氷 : 日本雪氷協會雜誌 73(1) 33 - 38 2011年1月15日
  • Kumiko Goto-Azuma, Jun Uetake, Kenji Kawamura, Hiroshi Kanda, Takayuki Kuramoto, Takuro Kobashi, Takahiro Segawa, Chiikako Takamura, Motohiro Hirabayashi, Yoshiyuki Fujii, Shuji Fujita, Takayuki Miyake, Hideaki Motoyama, Shuji Aoki, Takakiyo Nakazawa, Nobuhiko Azuma, Motoyuki Sato, Yoshinori Iizuka, Atsushi Miyamoto, Kimikazu Sasa, Akira Hori, Kazuho Horiuchi
    Summaries of JSSI and JSSE Joint Conference on Snow and Ice Research 2010 4 2010年

書籍等出版物

  12

講演・口頭発表等

  109

共同研究・競争的資金等の研究課題

  17

その他

  1
  • 北極域の多点で掘削した雪氷コアの解析から、北極域における過去200年の気候変動の地域差を明らかにすることができた。また、産業革命以後の降水酸性化の歴史を復元し、酸性物質の増加トレンドに地域差があることから、北極域へ影響を与える工業地帯を特定し、大気汚染物質の北極域への輸送経路について知見を得ることができた。北極域北大西洋セクターの雪氷コアにおいては、気温とエアロゾル濃度が北極振動に由来する十年スケールの変動をしていることが分かってきており、今後、北極振動の影響を統計的に解析する計画である。また、北極域大西洋セクターで掘削した雪氷コアの解析を更に進め、大西洋と太平洋の気候変動を比較する。これによって、北極域全域にわたる気候変動と気候変動のテレコネクションを解明する手がかりが得られるものと期待できる。また、北極域における温暖化の生じ方の地域差とその原因についても重要な知見が得られると期待できる。 南極ドームふじ深層コアの解析から、過去70万年以上に亘る気候変動の実態が明らかになりつつある。ドームふじコアの研究は内外の多数の研究者が関わる大規模な共同研究であるが、良好な共同研究体制が組織できてきた。今後この共同研究体制によって研究を大きく推進することができると期待される。ドームふじコアを用いて氷期・間氷期サイクルや千年スケールの気候変動のメカニズムに関する研究を更に発展させ、研究成果を世界に発信していく計画である。 気候変動のメカニズムを解明するためには、両極比較が不可欠である。2007年からデンマークをリーダーとした国際共同研究体制の下、グリーンランド北部で深層コアを掘削する計画(NEEM計画)が発足した。日本も本計画に参加しており、国内外の共同研究者との良好な共同研究体制が確立している。NEEMにおける掘削は2010年7月末に岩盤に到達したため、今後、NEEMコアの解析を推進する。また、南極ドームふじコアとの比較を行い、全球規模での気候変動メカニズムの解明を目指す。

社会貢献活動

  44

メディア報道

  8