2011年8月
フェルミ国立加速器研究所における遮蔽実験,2; 反陽子ターゲットからの二次粒子によって誘起される放射能の測定
Journal of the Korean Physical Society
- 巻
- 59
- 号
- 2
- 開始ページ
- 2051
- 終了ページ
- 2054
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.3938/jkps.59.2051
フェルミ国立加速器研究所の反陽子ターゲットステーションにおいて、反陽子ターゲットの周辺に放射化試料を設置し反応率の測定を行った。ターゲットはインコネル合金と銅からできており、120GeVに加速された陽子が毎秒2.0$\times$10$^{12}$個打ち込まれる。アルミニウム,ニオブ,銅及び金の放射化試料を1セットとしてターゲット周辺に設置し、ターゲットから放出される二次粒子の空間及びエネルギーの分布測定を行った。照射後に放射化試料の誘導放射能を測定し、30核種についての核種生成反応率分布を得るとともに、これらより二次粒子の放出角度分布を得た。PHITSコードを用いた計算結果は、実験結果と比較してファクター3以内でおおむね一致することがわかった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.3938/jkps.59.2051
- ISSN : 0374-4884
- Web of Science ID : WOS:000294080700146