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2006年3月

ブドウ'巨峰'へのスティルベンシンターゼ遺伝子の導入

果樹研究所研究報告
  • 中島 育子
  • ,
  • 小林 省藏
  • ,
  • 松田 長生
  • ,
  • 佐藤 明彦
  • ,
  • 山田 昌彦
  • ,
  • 副島 淳一

5
開始ページ
15
終了ページ
20
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
農業技術研究機構果樹研究所

Vitis ripariaより単離されたスティルベンシンターゼ遺伝子を,カリフラワーモザイクウイルスの35Sプロモーターの下流に配置し,ブドウ'巨峰'のエンブリオジェニックカルスヘアグロバクテリウム法により導入した。再分化個体91個体について導入遺伝子をPCR法で確認したところ55個体でバンドが確認された。バンドが確認された個体のうち34個体についてHPLC分析を行ったところ,形質転換体はレスベラトロールではなくスティルベン誘導体を蓄積しており,レスベラトロールの配糖体であるパイシードである可能性があった。最もスティルベン誘導体の蓄積の多かった形質転換個体では19.7μg/g(新鮮重)であった。形質転換体の切離葉を用いた検定では灰色かび病への抵抗性は認められなかった。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/120004573017
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11651673
URL
http://agriknowledge.affrc.go.jp/RN/2010730017 本文へのリンクあり
ID情報
  • ISSN : 1347-3549
  • CiNii Articles ID : 120004573017
  • CiNii Books ID : AA11651673

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