講演・口頭発表等

JAEA-BL BL22XUの現状

第32回日本放射光学会年会・放射光科学合同シンポジウム
  • 塩飽 秀啓
  • ,
  • 谷田 肇
  • ,
  • 冨永 亜希
  • ,
  • 岡本 芳浩
  • ,
  • 矢板 毅

開催年月日
2019年1月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
福岡
国・地域
日本

SPring-8に設置している原子力機構(JAEA)専用ビームラインBL22XUは、放射性同位元素(RI)・アクチノイド等をターゲットとする原子力関連研究推進のためにRI実験棟へ導かれた高輝度X線ビームラインであり、2002年に完成・運用している。2016年4月に原子力機構から量子科学技術研究開発機構(QST)の分離・移管を契機として、高輝度XAFS測定システムをBL11XUからBL22XUへの移設とビームライン全体の実験装置の再配置を含めたビームラインの高度化を計画している。2017年末に人類がハンドリングできる最も重い元素であるアインスタイニウム(Es)の水和構造研究を実施しており、RI・アクチノイド等の測定環境整備も進めている。今後も高輝度・高エネルギー放射光を最大限に活用して、原子力分野に係る研究をはじめとして、福島環境回復への貢献、福島第一原子力発電所(1F)廃炉措置に係るデブリ試料の分析等を実施するために、ビームライン高度化を進める予定である。ビームラインの現状と今後の高度化について報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5064558