特定機能病院の腎臓内科・整形外科混合病棟に勤務する看護師22名が行った静脈穿刺124例を対象に、穿刺血管に影響を及ぼしうる患者要因(以下;患者要因)と穿刺針留置中トラブル(以下;トラブル)との関係、および血管アセスメント成績とトラブルとの関係について検討した。その結果、患者要因として皮膚アレルギーがある場合にはトラブル発生率が有意に高かった。また、血管アセスメントで「カテーテル留置が不適」と判断された場合にはトラブル発生率が有意に高かった。