2012年8月
もんじゅ再起動炉心における等温温度係数評価
Nuclear Technology
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- 巻
- 179
- 号
- 2
- 開始ページ
- 286
- 終了ページ
- 307
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.13182/NT12-A14099
臨界性、制御棒価値に引き続き、もんじゅ再起動炉心で実施された等温温度係数測定試験のデータ評価について述べる。最確値とその誤差を最も詳細なレベルで評価した。炉心間のデータ比較のために前回性能試験のデータも同レベルの詳細度で評価した。詳細評価の結果、再起動炉心の温度係数は前回試験に比べて約8\%絶対値が低下することを確認した。感度解析により、その変化がおもに$^{241}$Puと$^{241}$Amの組成変化によるものであることを示した。解析精度を2種類の核データについて比較し、JENDL-4.0を使用した場合に前回試験の結果を実験誤差2\%内で解析できることを確認した。一方、再起動炉心の結果に対しては、整合した結果が得られていないことが判明した。詳細に分析した結果、これまで想定していなかった外乱が影響している可能性を見いだした。
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- DOI : 10.13182/NT12-A14099
- ISSN : 0029-5450