MISC

2004年6月

「常陽」MK-III総合機能試験; 主冷却機関係

JNC TN9410 2004-016
  • 川原 啓孝
  • ,
  • 礒崎 和則
  • ,
  • 石井 貴之
  • ,
  • 市毛 聡
  • ,
  • 野瀬 正一
  • ,
  • 坂場 秀男
  • ,
  • 仲井 悟

開始ページ
106
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等

主冷却機に関係する総合機能試験は、2001年8月27日から2001年9月13日の間で実施した。主たる試験結果は、以下のとおりである。(1)主送風機の空気風量は、インレットベーン開度50\%で設計定格風量 7,700 m3/min以上、インレットベーン全開で設計定格風量の約130\%であった。これは、空気流路の圧力損失が設計値に対して小さかったためである。(2)出入ロダンパ全開、インレットベーン全開状態での主送風機の空気風量は、設計定格風量の約 5\%であった。(3)主送風機停止時の特性として、インレットベーン全閉までの時間は4基平均で 7.9sec、主送風機回転数が0になるまでの時間は4基平均で 8.7secであった。また、風量遅れ時間は、4基とも回転数の低下から約 1secであり、設計時における熱過渡解析で用いた 5secに対して保守側であった。 (4)主送風機運転中における騒音は、インレットベーン開度25\%が最も大きく、主送風機周りで約100dBであった。なお、周辺監視区域境界では、50dBであり、茨城県の条例基準(工業地域第4種区域)を満足していることを確認した。 (5)MK-IIIでは、インレットベーン及び入ロダンパドライブユニットは大型となったが、アキュームレータタンクは、圧縮空気喪失事象が発生した場合でも設計容量以上であることを確認した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?4037583

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