MISC

2009年3月

原子力機構-東海タンデム加速器の現状

JAEA-Conf 2008-012
  • 松田 誠
  • 左高 正雄
  • 月橋 芳廣
  • 花島 進
  • 阿部 信市
  • 長 明彦
  • 石崎 暢洋
  • 仲野谷 孝充
  • 株本 裕史
  • 中村 暢彦
  • 沓掛 健一
  • 乙川 義憲
  • 遊津 拓洋
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開始ページ
39
終了ページ
43
記述言語
日本語
掲載種別

2007年度のタンデム加速器の利用運転日数は86日(約2000時間)で、加速されたイオン種は17元素(23核種)である。加速器の高経年化対策として約5か月の長期整備期間を設け、ターミナルの180$^{\circ}$偏向電磁石のコイルを更新し、断熱や電磁シールドの強化を図った。同時にターミナルビームラインの再アライメント、10GHzから14.5GHzへのターミナルECRイオン源の更新も行った。再アライメントの結果、ターミナル部のビーム通過率が非常によくなり、得られるビーム強度はこれまでの2$\sim$3倍となった。また懸案であった3$\mu$Aの水素ビーム加速も可能となった。更新したターミナルイオン源は安定に動作し、キセノンイオンにおいて当施設の最高エネルギーである375MeVに達した。RF系を増強することで、10倍程度にビーム強度が増強される見通しを得た。短寿命核加速実験装置ではウランの核分裂片である$^{123}$In(T$_{1/2}$=6s), $^{143}$Ba(T$_{1/2}$=14s)が10$^{4}$ppsの強度で得られ、物理実験に利用された。研究会では2007年度の加速器の運転・利用状況及び整備開発状況について報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5014622

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