2008年6月
原子力機構のFRSとTIARAの加速器を用いた中性子校正場の開発
Journal of Nuclear Science and Technology
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- 巻
- 45
- 号
- Suppl.5
- 開始ページ
- 209
- 終了ページ
- 212
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1080/00223131.2008.10875824
J-PARCのような大強度陽子加速器施設において質の高い放射線防護を行うためには、そこで使用される中性子モニターや線量計のエネルギー特性を評価する中性子校正場が必要である。加速器を用いた中性子校正場が、20MeV未満に対しては原子力機構・東海のFRSにて、20MeV以上に対しては原子力機構・高崎のTIARAにて開発されている。FRSでは、4MVのファンデグラーフ(ペレトロン)加速器によって発生させた陽子や重陽子ビームで単色中性子を発生させている。現在までに、8, 144, 250, 565keV, 5.0, 14.8MeVの場の開発が完了した。TIARAでは、45, 60, 75MeV中性子校正場の開発が計画されている。AVFサイクロトロンからの陽子ビームを用いた$^{7}$Li(p,n)$^{7}$Be反応により準単色中性子が生成されて、約3m厚のコリメータを通って照射室へ導かれる。現在、校正場の開発に必要な場の特性評価が進められている。
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- DOI : 10.1080/00223131.2008.10875824
- ISSN : 0022-3131