バライトへの共沈を用いたセレン酸・亜セレン酸の新しい除去法の開発
17th International Conference on the Chemistry and Migration Behavior of Actinides and Fission Products in the Geosphere (Migration 2019)
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- 開催年月日
- 2019年9月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- 日本
天然に普遍的に存在する極めて安定な鉱物であるバライトは、放射性核種を除去する鉱物として非常に有用な性質を持つにも関わらず、この分野で用いられることはほとんどなかった。本研究では、有効な処理処分技術が乏しいセレンの陰イオン形核種に対する新規の除去法として、バライトによる共沈反応を用いた手法の開発を行った。これらセレン酸/亜セレン酸のバライトに対する共沈過程を分子レベルで明らかにし、取り込みに最適な条件を見出すことで、水溶液中に1mg/Lの溶存下においておよそ90\%以上のイオン除去が達成された。