MISC

2010年3月

水銀ターゲット容器の構造強度設計

JAEA-Technology 2009-041
  • 涌井 隆
  • ,
  • 粉川 広行
  • ,
  • 羽賀 勝洋
  • ,
  • 二川 正敏
  • ,
  • 内山 尚義*
  • ,
  • 仲村 宏二*

開始ページ
71
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2009-041

J-PARCの中核施設である物質・生命科学実験施設の建設が終了した。核破砕中性子源となる水銀ターゲット容器については、平成15年度より受注メーカーによる詳細設計,製作及び工場・現地試験検査が実施された。水銀ターゲット容器は、水銀容器破損時の外部への水銀漏洩防止及び陽子ビーム入射に伴う保護容器の温度上昇抑制のため、3重壁構造となっている。水銀容器及び保護容器にはそれぞれ水銀及び重水が循環され、容器間にはヘリウムガスが充填されている。各媒体の設計圧力は0.5MPaGである。また、陽子ビーム入射に伴い水銀ターゲット容器及び水銀は瞬時に発熱し、水銀容器に熱衝撃が発生するとともに水銀の体積膨張による水銀容器の変形が生じる。したがって、水銀ターゲット容器は、内圧や自重などの静的荷重だけでなく、動的荷重が繰り返し負荷される。そこで、水銀ターゲット容器に負荷される条件をもとに、数値解析による構造強度評価を実施した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2009-041
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5017279
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2009-041

エクスポート
BibTeX RIS