基本情報

所属
広島大学 大学院人間社会科学研究科 博士課程後期
独立行政法人日本学術振興会 特別研究員(DC1)
学位
修士(教育学)(2023年3月 広島大学)

連絡先
d234188hiroshima-u.ac.jp
J-GLOBAL ID
202201005498627881
researchmap会員ID
R000035435

外部リンク

𠮷田 純太郎 の researchmap にアクセスしていただきまして,誠にありがとうございます。
このページでは,私のこれまでの経歴及び研究業績をまとめております。
どうぞご笑覧くださいませ。以下は,私の簡単な自己紹介です。

0.私の経歴
 1998年香川県生まれ。広島大学教育学部卒業,同大学院人間社会科学研究科博士課程前期修了。同博士課程後期在学中。2023年より日本学術振興会特別研究員(DC1)。修士(教育学)。

1.私と社会科教育
 専門は教科教育学,とくに社会科教育です。主には,教師の政治的自己開示をテーマにした研究を進めています。例えば「私は憲法第9条を改正すべきだと思う」「防衛のための増税に私は反対だ」といったような自己の政治的立場を,教師が生徒へ開示することは,日本では一般的に忌避される傾向にあります。自らの主義主張は秘匿し,両論併記に徹しようとする教師は少なくありません。しかし「『沈黙は金』なのか?」というのが私の問題意識です。現実の政治的事象について生徒がすすんで対話する教室空間を形成するためには,むしろ教師が率先して政治的自己開示を実践していく必要があるのではないかとの仮説のもと,研究に取り組んでいます。具体的には,①教師は自己の政治的立場を開示すべきか・なぜ開示すべきか,②教師は現になんのために・何を・どのように開示しているのか,③開示すると生徒は実際どのように変わるのかの3点を,理論的・実証的に検討しています。
 上記の課題に取り組むうえで,量的・統計的手法を用いることがあります。このことは,社会科教育の研究のなかで量的・統計的調査研究が少ないことに鑑みると,私の大きな強みであると考えています。そこで,得意を活かした共同研究を様々なテーマ(地域学習,ジェンダー等)で展開しています。量的・統計的手法に基づく調査研究を積み重ねることは,社会科教育に関するエビデンスを収集・蓄積する営みの一つであり,社会科教育の新しい形を高い説得力を伴って構想・提言する(=教科教育学が「学」たりうる)うえでは欠かすことができないものであると考えています。

2.私と数学教育
 社会科だけでなく算数科・数学科にも注目しています。大学2年生のときに,経済学の講義で微分・積分に苦戦したことがきっかけです。数学を勉強するなかで,数学教育にも興味を抱き,最終的には中学校数学・高等学校数学の教員免許状を取得するに至りました。現在は,「社会的オープンエンドな問題」を取り扱う算数科の授業実践に関する研究を進めています。

3.私と教科教育一般
 社会科と数学科の両方にふれるなかで,教科教育学全体に対する関心も生起しました。現在は,(私が保有していることもあって)複数教科の教員免許状をテーマにした共同研究を,科学教育や音楽教育を専門とする同僚の大学院生とともに遂行しています。
 私個人として複数の教科(社会科・数学科)
に携わること,そして,様々な教科の専門家と連携して研究を行うことは,教科教育学を「各科教育学の集合体」から「一般教科教育学・メタ教科教育学」の領域を含みこんだものへと再編させるうえで,極めて肝要なことであると考えています。

ご意見・ご質問・共同研究のお誘い・お仕事のご依頼など,ご連絡は上記のメールアドレスまで何なりとお寄せください。


論文

  6

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  21

MISC

  4

共同研究・競争的資金等の研究課題

  2

所属学協会

  12

社会貢献活動

  3

その他

  5