2018年12月
物語型コミュニケーションの態度変容効果の生態学的妥当性に関する実証研究
土木学会論文集D3(土木計画学)特集号
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- 巻
- 74
- 号
- 5
- 開始ページ
- I_359
- 終了ページ
- I_377
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejipm.74.I_359
現在の日本では,デフレーションや大規模自然災害のように公共的に取り組むべき様々な問題が生じており,それらを解決し,人々の長期的・広域的な便益を増進させるための公共政策が必要とされている. 既往研究において,公共政策を計画・実施する上で不可欠となる「合意形成」のプロセスに,物語型コミュニケーションを用いた態度変容方略が有効であるとの知見が実証的に明らかにされつつある.ただし現在までのところ,実験用に作成された少数の物語シナリオを刺激として用いた検証が行われるに留まっており,生態学的妥当性が確保されたとは言い難い.そこで本研究では,実社会で用いられている新聞記事を実験材料として用いて改めて物語型コミュニケーションの効果検証を試み,物語型コミュニケーションがもたらす態度変容効果の生態学的妥当性が一定程度確認された.
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- DOI : 10.2208/jscejipm.74.I_359