木部暢子

J-GLOBALへ         更新日: 18/10/24 07:38
 
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研究者氏名
木部暢子
所属
国立国語研究所
部署
言語変異研究領域
職名
教授
学位
1998年10月 博士(文学)(九州大学)

プロフィール

万葉集を勉強したいと思って大学の文学部に入りました。しかし,定まった読み方がない歌がまだたくさんあることや,奈良時代の発音が現代の我々の発音とは大きく違っていたことなどを知り,文学よりも言語学に興味を持つようになりました。小学生のころから合唱をやっていたので,それがきっかけで発音やアクセントやリズムに興味を持ったのかもしれません。
◆研究のテーマ
日本語は方言のバリエーションが豊富です。これらのバリエーションがどのようにして形成されたのかに興味があって方言の調査を行っています。中でも,アクセントや音韻に特色のある西南部九州の方言を中心に研究を行っています。最近は,奄美・沖縄・八丈などの消滅の危機にあることばの調査・記録・継承の仕事をしています。これらのことばは2009年,ユネスコによって消滅の危機の度合いが高い言語に指定されました。しかし,消滅の危機にあるのはこれらのことばだけではありません。日本中の方言が今、消滅の危機にあります。方言の保存活動を全国に広めることが,これからの課題です。

研究分野

 
 

経歴

 
2010年4月
   
 
大学共同利用機関法人・人間文化研究機構・国立国語研究所 教授
 
2006年4月
 - 
2010年3月
鹿児島大学法文学部 学部長
 
2004年4月
 - 
2006年3月
鹿児島大学法文学部 副学部長
 
1999年4月
 - 
2010年3月
鹿児島大学法文学部 教授
 
1988年4月
 - 
1999年3月
鹿児島大学法文学部 助教授
 

担当経験のある科目

 
 

受賞

 
1990年12月
新村出財団 研究助成
 

書籍等出版物

 
『はじめてまなぶ方言学 ことばの多様性をとらえる28章』
井上史雄・木部暢子編 (担当:共著, 範囲:第13章 方言のアクセント)
ミネルヴァ書店   2016年3月   ISBN:9.78462E+12
『シリーズ日本語史1 音韻史』
高山倫明・木部暢子・早田輝洋・松森晶子・前田広幸 (担当:共著, 範囲:第2章 「アクセント史)
岩波書店   2016年1月   ISBN:4000281275
『そうだったんだ日本語 じゃっで方言なおもしとか』
木部暢子
岩波書店   2013年12月   ISBN:9784000286299
『方言学入門』
木部暢子 (担当:共著)
三省堂   2013年9月   ISBN:9784385363936
日本語アクセント入門
松森晶子・新田哲夫・木部暢子・中井幸比古 (担当:共著, 範囲:第5章 2型アクセント-鹿児島方言)
三省堂   2012年9月   ISBN:9784385365312

論文

 
富山の方言−砺波市方言の引用標識をめぐって−
木部暢子
砺波散村地域研究所紀要   35 1-11   2018年3月
木部暢子
木部暢子編『消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究 隠岐の島方言調査報告書』   11-19   2018年3月
木部暢子
木部暢子編『消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究 久米島方言調査報告書』   25-44   2017年3月
隠岐の島の方言
木部暢子
隠岐の文化財   34 24-38   2017年3月
地域語に見る大和言葉
木部暢子
日本語学   36(1) 52-61   2017年1月
記述方言学の研究動向
木部暢子
方言の研究   2 63-82   2016年9月
木部暢子
木部暢子編『消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究 与論方言・沖永良部方言調査報告書』   7-22   2016年3月
木部暢子
木部暢子編『消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究 与論方言・沖永良部方言調査報告書』   147-163   2016年3月
木部暢子
木部暢子編『消滅危機方言の調査・保存のための総合的研究 出雲方言調査報告書』   7-21   2016年3月
鹿児島方言辞典-遊戯の部-
木部暢子
国語国文薩摩路   59 1-7   2015年3月

Misc

 
危機方言は面白い!
木部暢子
アスティオン   082 101-113   2015年5月
危機的な状況にある言語・方言の保存・継承に係る取組等の実態 鹿児島県沖永良部方言
木部暢子
危機的な状況にある言語・方言の保存・継承に係る取組等の実態に関する調査研究(八丈方言・国頭方言・沖縄方言・八重山方言)   11-16   2015年3月
「香」のことば
木部暢子
人と自然   7 20-23   2014年11月
言語・方言が消えていく
木部暢子
學士會会報   909 43-46   2014年11月
“Regional Differences in the Usage of ‘Yes’ and ‘No’ in Response to Negative Interrogatives in Japanese”
Nobuko Kibe and Kaori Ototake
papers from the Second International Conference on Asian Geolinguistics   222-227   2014年5月

競争的資金等の研究課題

 
日本語諸方言コーパスの構築とコーパスを使った方言研究の開拓
日本学術振興会: 科学研究費補助金(基盤研究(A))
研究期間: 2016年4月 - 2021年3月    代表者: 木部暢子
方言話し言葉コーパスの構築とコーパスを使った方言分析に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2013年4月 - 2016年3月    代表者: 木部暢子
日本語危機方言データベース
日本学術振興会: 学研究費助成事業(科学研究費補助金)(研究成果公開促進費)
研究期間: 2013年4月 - 2014年3月    代表者: 木部暢子
N型アクセントに関する総合的研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2010年4月 - 2013年3月    代表者: 木部暢子
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2007年 - 2008年    代表者: 工藤真由美
本研究では、国際的にも大いに多様化の進んでいる日本語のバリエーションの問題について、言語類型論(Language Typology)、言語接触論(Contact linguistics)の立場から包括的に考察を試みた。具体的には、格やとりたて構造に関する言語項目調査について、諸方言に適用できる「統一した調査票」の改善についての検討を行った。また、ボリビア共和国サンタクルス県オキナワ移住地を対象とする言語的日常実践を描くエスノグラフィー的研究や、ドイツをフィールドワークとする、言語接触論的観...

講演・口頭発表等

 
「日本語と琉球語の成立をさぐる−アクセントの比較対照から− 」 [招待有り]
木部暢子
第72回日本人類学会   2018年10月21日   日本人類学会
「方言コーパスに見るモダリティ形式のバリエーション」
木部暢子
コーパス合同シンポジウム「コーパスに見る日本語のバリエーション―モダリティ−」   2018年9月7日   国立国語研究所共同研究プロジェクト
「疑問文のイントネーション」
木部暢子
方言コ―パス研究発表会 「日本語諸方言コーパスデータを使った方言の分析」   2018年9月6日   国立国語研究所共同研究プロジェクト
Accent systems in Japanese dialects
Nobuko Kibe
NINJAL International symposium   2018年8月6日   NINJAL
「危機言語の記録・保存・復興」 [招待有り]
木部暢子
沖縄言語研究センター40周年記念シンポジウム   2018年7月7日   沖縄言語研究

委員歴

 
2017年10月
 - 
現在
日本学術会議  第24期言語・文学委員会委員
 
2014年10月
 - 
2017年9月
日本学術会議  第23期言語・文学委員会委員
 
2013年4月
 - 
現在
日本音声学会  理事
 
2012年5月
 - 
2018年4月
日本語学会  理事
 
2004年5月
 - 
現在
日本語学会  評議員