基本情報

所属
東海大学 医学部 教授 (客員教授)
学位
博士(理学)

J-GLOBAL ID
200901033602923766
researchmap会員ID
1000316815

大学院時代は大腸菌の染色体複製に関する遺伝子(のちにDNA copolymeraseIIIと判明)の変異体およびその遺伝子塩基配列の解析により、理学博士の学位を得た(1981)。その後、真核生物の分子遺伝学に興味を持ち、慶應義塾大学医学部分子生物学教室(渡邊格教授)を経て東海大学に1985年に移っている。企図振戦を示す自然突然変異マウスが中枢神経系ミエリンを形成するMBP遺伝子に20Kbの欠失を生じていることを突き止め、勝木元也博士と共同でこのシバラーマウス受精卵にcDNAを導入することにより企図振戦を回復することに成功した(1989)。一方、通常のマウス受精卵にアンチセンスcDNAを導入するとにより、振戦を生じさせることにも成功した(1988)。その後も勝木先生とともに、発がん性の高いヒトc-Ha-ras遺伝子導入マウスをはじめとして遺伝子導入マウス、またES細胞を用いた遺伝子ノックアウトマウスも多数作成し、分子生物学的側面から関わった。さらに猪子英俊博士ととともにヒト相関解析結果から求められた疾患感受性遺伝子について遺伝子操作マウス開発を行っている。また最近はCRISPR/Cas9の手法も駆使している。

論文

  202

MISC

  137

共同研究・競争的資金等の研究課題

  65