2016年
落葉広葉樹二次林の種数と種組成に土地利用履歴が与える影響
日本森林学会大会発表データベース
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- 巻
- 127
- 号
- 0
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11519/jfsc.127.0_522
- 出版者・発行元
- 日本森林学会
本研究は落葉広葉樹二次林の多様性に前歴が及ぼす影響を推定することを目的とし、前歴の異なる広葉樹二次林間で種数と種組成を比較した。過去の森林簿によって前歴を確認し、広葉樹林由来8プロット、草地由来6プロットを茨城県北部および福島県南部の国有林の広葉樹二次林に設置した。プロットは面積0.1haの円形プロットとし、プロット全体の胸高直径5cm以上の上木の種名と直径を計測した。プロット内に2m×2mのコドラートを4つ設置し、高さ5cm以上2m未満の下層植生の種名を記録した。上木の種数は広葉樹林由来の二次林で有意に高く、NMDS(非計量多次元尺度法)による序列結果によると、広葉樹林由来と草地由来のプロットは混ざり合わず、特に草地由来のプロットが狭い範囲に集中する傾向が見られた。上木の種数や種組成は前歴の影響を強く受け、また、草地由来の二次林では種組成が均質化している可能性が示された。しかし下層植生では種数に前歴による差は見られなかった。また、種組成にも前歴による違いは見られなかった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11519/jfsc.127.0_522
- ISSN : 2187-6576
- J-Global ID : 201602240937421939
- CiNii Articles ID : 130005166687
- identifiers.cinii_nr_id : 9000329017900