2004年5月10日
女子学生における肥満判定の各指標と冠動脈心疾患危険因子および栄養諸量との関係
総合健診 = Health evaluation and promotion
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- 巻
- 31
- 号
- 3
- 開始ページ
- 463
- 終了ページ
- 468
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.7143/jhep.31.463
- 出版者・発行元
- 一般社団法人 日本総合健診医学会
飲酒・喫煙習慣を有さない女子学生149名を対象として, 肥満判定の各指標と冠動脈心疾患 (CHD) 危険因子および栄養諸量との関係について検討した。肥満判定の指標は体重, ウエスト, ヒップ, ウエスト・ヒップ比 (W/H) , ウエスト・身長比 (W/Height) , body mass index (BMI) , 体脂肪率とし, CHD危険因子は, 血清総コレステロール (TC) , 中性脂肪, 高比重リボ蛋白コレステロール (HDL-C) , β-リボ蛋白 (β-L) , TC/HDL-C, 収縮期・拡張期血圧 (SBPとDBP) とした。重回帰分析の結果, ウエストとW/Heightは, HDL-C, β-L, TC/HDLC, SBP, DBPの5項目と有意な関係を示した。体重は2項目と, ヒップとW/H, BMIは3項目と, 体脂肪率は4項目と有意な関係を示した。またウエスト, W/Heightにおいて栄養諸量との関係はウエストのほうが多くの項目と関係がみられた。以上の結果から, 肥満判定の各指標の中でもウエストとW/Heightはより多くのCHD危険因子と関係があることが示唆された。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.7143/jhep.31.463
- ISSN : 1347-0086
- ISSN : 1884-4103
- CiNii Articles ID : 130004062470