MISC

2019年5月

自然気管破裂患者の気管裂傷部に二腔チューブが迷入した1症例

臨床麻酔
  • 清水 大喜
  • ,
  • 上村 夏生
  • ,
  • 清野 豊
  • ,
  • 馬場 洋
  • ,
  • 小池 輝元
  • ,
  • 土田 正則

43
5
開始ページ
693
終了ページ
696
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
真興交易(株)医書出版部

非常に稀な自然気管破裂の1症例を経験した。症例は85歳の女性で、高度肥満、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、関節リウマチの現病歴があり、ステロイド治療中であった。外傷などの誘因なく背部痛、呼吸困難が出現し、気管支鏡で分岐部直上の気管破裂を認めた。手術のために挿管された二腔チューブが、気管裂傷部に迷入し、換気困難になった。体外式膜型人工肺を使用して、手術を完遂し、治療を継続したが死亡した。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 0387-3668
  • 医中誌Web ID : 2019234758

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