MISC

2008年11月

人形峠環境技術センターに係わるリスクコミュニケーション活動,1(委託研究)

JAEA-Review 2008-014
  • 薮田 尚宏*
  • ,
  • 河合 潤*
  • ,
  • 氷川 珠江*
  • ,
  • 時澤 孝之
  • ,
  • 佐藤 和彦
  • ,
  • 古賀 修

開始ページ
133
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-review-2008-014

人形峠環境技術センター(以下、センター)及び岡山県と鳥取県に跨り点在する核原料物質鉱山関連施設を廃止するにあたって、以下の検討を行い、周辺住民や自治体の理解を得ながら円滑に措置を進めるためのリスクコミュニケーション活動を実施した。リスクコミュニケーションの実践策として、人形峠におけるウラン燃料の開発事業を題材に、地元の高校生がエスノグラフィ手法を用いて調べた。ウランの開発に取り組んだ技術者や地元の人々といった社会集団に焦点を当て、50年前にウラン鉱床の露頭が発見されてからの人形峠の歩みや今日の状況について描出した。また、高校生によるこうしたエスノグラフィ研究の取り組みにより、次の4つの効果が見られた。(1)高校生の視点から、人形峠ウラン開発事業の意義が確認されたこと。(2)地域とセンターとの現状の相互の立ち位置,隔たりが再確認されたこと。(3)地域とセンターとのコミュニケーションを行う素地を作るための道筋が得られたこと。(4)高校生によるエスノグラフィプログラムが実践されたこと。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-review-2008-014
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5011164
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-review-2008-014

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