講演・口頭発表等

J-PARCにおけるレーザー荷電変換実験

日本物理学会第77回年次大会(2022年)
  • 原田 寛之
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  • Saha P. K.
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  • 吉本 政弘
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  • 金正 倫計
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  • 米田 仁紀*
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  • 道根 百合奈*
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  • 渕 葵*
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  • 柴田 崇統*

開催年月日
2022年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
岡山(online)
国・地域
日本

大強度陽子加速器では、線形加速器で加速された負水素イオンビームを陽子へと荷電変換しながら入射することで大強度ビームを生成している。この入射手法は、大強度の陽子ビームを生成できる反面、炭素膜に大量のビームを通過させる衝突型の方式であり、膜の短寿命化、膜での散乱粒子による機器の高放射化が、大強度ゆえに世界的な課題となっている。そこでJ-PARCでは、さらなる大強度出力に向けて、炭素膜に代わる非衝突型の「レーザー荷電変換入射」の方式を考案し、その原理実証実験に実施すべく、開発を進めてきた。本研究では、レーザー開発、像転送共振器の開発を行い、2回目となるレーザー荷電変換実験を実施した。レーザーとイオンビーム間の時空間マッチングに成功した。その結果、前回の0.57\%の30倍となる16.8\%の荷電変換効率を達成した。本発表では、レーザー荷電変換実験の状況とその結果を報告する。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5074184