講演・口頭発表等

固相抽出-高周波誘導プラズマ質量分析計による東京電力福島第一原子力発電所内滞留水処理システム液中のテクネチウム-99の定量

日本分析化学会関東支部第9回茨城地区分析技術交流会
  • 諏訪 登志雄
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  • 岡野 正紀
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  • 實方 秀*
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  • 根本 弘和*
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  • 久野 剛彦
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  • 黒沢 明

開催年月日
2012年11月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
東海
国・地域
日本

東京電力福島第一原子力発電所での事故に伴い、原子炉の冷却に用いられ原子炉のタービン建屋等に滞留した高放射性の汚染水(以下、「滞留水」)については、除染処理システムによりセシウム等を除去し、浄化したうえで冷却水として循環,再利用を行っている。滞留水中の放射能のさらなる低減化を図るため、微量核種除去設備が開発され、除去性能を把握するための微量核種の一つであるテクネチウム-99($^{99}$Tc)の分析が求められた。滞留水中の$^{99}$Tc濃度が微量であり、共存元素を多く含んでいることから、本研究では、$^{99}$Tcの単離,回収に優れた固相抽出と高感度に$^{99}$Tcを測定可能な高周波誘導プラズマ質量分析計(ICP-MS)を組合せた滞留水処理液中の$^{99}$Tc定量を試みた。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5038904