論文

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2016年5月

{\it N,N,N}-トリメチルグリシンを官能基とする吸着剤及び塩基としてのアミン化合物を用いた硝酸水溶液からのRh(III)回収に関する研究

Bulletin of the Chemical Society of Japan
  • 鈴木 智也
  • ,
  • 森田 圭介
  • ,
  • 佐々木 祐二
  • ,
  • 松村 達郎

89
5
開始ページ
608
終了ページ
616
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1246/bcsj.20160007

これまでの研究から、{\it N,N,N}-トリメチルグリシンを官能基とするイオン交換樹脂(AMP03)を用いることで硝酸水溶液中のRhを吸着回収できることがわかっている。本研究では、高レベル廃液からのRh(III)分離法を確立するために、AMP03のRh(III)に関する吸着挙動を検討し、Rh(III)の効率的な吸着条件及びその吸着メカニズムについて検討を行った。その結果、AMP03は、低濃度のH$^{+}$及び高濃度のNO$_{3}$$^{-}$を含む溶液からRh(III)を効率的に吸着可能であることがわかった。さらに、イオン交換平衡に基く吸着データの解析から、Rhは、2つの{\it N,N,N}-トリメチルグリシン基、3つのNO$_{3}$$^{-}$を伴い吸着されることが明らかになった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1246/bcsj.20160007
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5052342
ID情報
  • DOI : 10.1246/bcsj.20160007
  • ISSN : 0009-2673

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