西垣内 泰介

J-GLOBALへ         更新日: 18/07/17 12:24
 
アバター
研究者氏名
西垣内 泰介
 
ニシガウチ タイスケ
eメール
gauchishoin.ac.jp
URL
http://banjo.shoin.ac.jp/~gauchi/
所属
神戸松蔭女子学院大学
部署
文学部 英語学科
職名
教授・大学院文学研究科長
学位
Ph.D.(University of Massachusetts), 文学修士(大阪大学)

プロフィール

大学院の学生のころから統語論と意味論が関連し合う言語現象に関心を持ち、研究を続けてきている。特定的な領域としては WH 構文、量化表現、代名詞の指示、格付与、かきまぜ現象、さまざまな削除現象などを見てきている。最近の関心は日本語の「自分」などいわゆる「長距離束縛」を受けるとされる再帰表現を証拠性 (evidentiality) など「視点」と文の句構造に関連づけて分析することである。

研究論文は大部分英語で書いているので、英語のページをご覧頂きたい。

最近のエントリー

 
 

経歴

 
1997年4月
 - 
現在
神戸松蔭女子学院大学 教授
 
2005年9月
 - 
2006年2月
フルブライト・プログラム 研究員 メリーランド大学言語学科客員教授
 
1996年4月
 - 
1997年3月
神戸松蔭女子学院大学 助教授
 
1988年4月
 - 
1996年3月
大阪大学 助教授
 
1987年4月
 - 
1988年3月
大阪大学 講師
 

学歴

 
 
 - 
1986年
マサチューセッツ大学大学院  言語学 (Ph.D)
 
 
 - 
1979年3月
大阪大学 文学研究科 英語学専攻(M.A)
 
 
 - 
1977年3月
大阪外国語大学 外国語学部 英語学科(B.A)
 

書籍等出版物

 
日英語の構文研究から探る理論言語学の可能性
畠山 雄二 (担当:共著, 範囲:「自分」の「長距離束縛」と視点投射)
開拓社   2012年11月   
『ことばの科学ハンドブック』
西垣内 泰介 (担当:共編者, 範囲:第1, 3, 4 章 および全体の編集)
研究社   2004年2月   ISBN:978-4327401368
『英語から日本語を見る』
西垣内 泰介 (担当:共著, 範囲:第 1, 2, 4 章)
研究社   2003年6月   ISBN:327-25713-3
『論理構造と文法理論』
西垣内 泰介
くろしお出版   1999年3月   ISBN:978-4874241714

論文

 
西垣内 泰介
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   21 151-169   2018年3月
本論文ではSells (LI 18, 1987) のいわゆる「主観表現」に関わる分析に関連し、Nishigauchi (JEAL 23, 2014) による「視点投射」(POV-projections) を含む統語構造の観点からの分析を提示する。本論文の分析では下位の視点投射が上位の視点投射の位置へ主要部移動し、それによって下位の視点投射の「一致」領域が広がることによって捉えられる言語現象を示す。さらに、「理由」「原因」という従来「非飽和名詞」と呼ばれているものを含む構文の中で見られる「視...
西垣内 泰介
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin   20 127-142   2017年3月
この論文では,「量関係節」「潜伏疑問」そしてある種の分裂構文が「変項名詞句」のヴァリエーションであり,いずれも西垣内(2016b) で「中核名詞句」と呼んだものから派生するものであることを示す。「量関係節」は「量」を表す名詞を主要部とし,その指定部に量をはかる対象となる名詞句が関係節のかたちであらわれ,その内項としてその量の「値」が現れるものである。これまで「疑似分裂文」と呼ばれてきたものの中には「連結性」を示すものがあり,それらはidentity を表すID という発音されない名詞をその...
西垣内 泰介
言語研究   150 137-171   2016年10月   [査読有り]
この論文では,日本語の「指定文」および「カキ料理構文」と呼ばれ ている構文について,特定の構造を持つ名詞句を中核として,その構造と派生 を示す。本論文の分析では「中核名詞句」は 2 つの項をとり,外項が主要部名 詞の意味範囲を限定(delimit)し,内項がその意味内容を「過不足なく指定する」
(exhaustively specify)という関係を持つ。「中核名詞句」の内項が焦点化される ことで「指定文」が,その指定部を占める外項が主題化されることで「カキ料 理構文」が派生される。焦点化...
西垣内 泰介
国立国語研究所共同研究プロジェクト(基幹型)『日本語疑問文の通時的・対照言語学的研究』平成27年度 研究報告書(3)   118-138   2016年3月
西垣内 泰介
Theoretical and Applied Linguistics at Kobe Shoin (TALKS)   (19) 101-122   2016年3月
この論文では,日本語の「指定文」および「カキ料理構文」と呼ばれている構文について,特定の構造を持つ名詞句を中核として,その構造と派生を示す。本論文の分析では「中核名詞句」は2 つの項をとり,外項が主要部名詞の意味範囲を限定(delimit) し,内項がその意味内容を「過不足なく指定する」(exhaustively specify) という関係を持つ。この立場から「カキ料理構文」の派生の先行研究との相違,「非飽和性」の概念を検討する。「自分」の「逆行束縛」の現象について,発話行為を表す名詞な...
西垣内 泰介
Theoretical and Applied Linguistics at Kobe Shoin   (18) 85-102   2015年3月
西垣内 泰介
『言語研究』   (146) 109-133   2015年3月   [査読有り]
中国語などで観察され,重要な問題領域を作っている阻止効果につい て考察する。視点投射とそれにもとづく「自分」束縛のメカニズムを提示し, 日本語で阻止効果が顕著に見られるのは「自分」の先行詞が「視点焦点」であ る時で,「意識焦点」が関わるケースで起こる「有意識条件」の効果と相補分 布をなすことを示す。 本論の分析では,日本語に見られる阻止効果はエンパシーの制約の違反であ り,これに関わるさまざまな言語現象について Kuno and Kaburaki(1977),久野
(1978)などで「視...
西垣内 泰介
Journal of East Asian Linguistics   23(2) 157-206   2014年5月   [査読有り]
Nishigauchi Taisuke
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   14(0) 81-106   2011年3月
西垣内 泰介
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   15(0) 103-117   2012年3月
「証拠性」「評価」「受益」など視点(POV) の素性で定義される投射を持つ句構造によって視点に関わる言語現象を説明する。再帰形「自分」は視点投射の中で指定部にある「項」によって局所的な束縛を受けると考える。この指定部の「項」は多くの場合pro であり、上位の節の項によるコントロールを受ける。これが従来「自分」の長距離束縛と考えられているものである。視点投射の指定部pro は主要部によってその性質が決定される。これによって証拠性、評価の投射が関わる「自分」束縛には有意識条件が適用するが受益、...
Nishigauchi Taisuke
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   13(0) 51-66   2010年3月
This paper discusses the asymmetries with respect to island-sensitivity between two types of fragment answers : fragment answers to wh-questions, on the one hand, and fragments that derive from stripping, which in turn involves focus-movement, on ...
Wh構文の解釈と韻律構造:佐賀方言と東京方言の対照より
西垣内 泰介、日高 俊夫
日本言語学会第141回大会 予稿集      2010年11月   [査読有り]
西垣内 泰介
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   12(0) 37-49   2009年3月
In this paper we develop an analysis of reflexive binding involving the reflexive zibun in Japanese. We argue that the reflexive zibun is bound by a POV (point of view) holder that minimally c-commands zibun. A POV holder occupies the Specposition...
Nishigauchi Taisuke, Kishida Maki
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   11(0) 67-89   2008年3月
In this paper we develop an analysis of reflexive binding involving the reflexive zibun in Japanese. We argue that the reflexive zibun is bound by a POV (point of view) holder that minimally c-commands zibun. The POV holder is defined as an argume...
エヴェ語のロゴフォリック代名詞―視点投射とコントロール―
西垣内 泰介、折田 奈甫
日本言語学会第137回大会 予稿集      2008年11月   [査読有り]
Nishigauchi Taisuke
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   10(0) 77-86   2007年3月
In this article the nature of short answers is examined. Issues of wh-questions involving (apparent) violations of the relative clause island constraint (RCIC) will be re-examined at length. It is shown that short answers to such wh-questions deri...
西垣内 泰介
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   8(0) 107-131   2005年3月
The present paper discusses the functional projection ModP, which is motivated by the point of view (POV). First, we discuss -te simaw, a POV-sensitive auxiliary V, as a head of this projection. This projection is present in any clause structure, ...
西垣内 泰介
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   9(0) 73-94   2006年3月
In this article the nature of short answers is examined. On the analysis of this work, short answers are derived from the result of focus movement, followed by deletion of everything except the focus. Various aspects of connectivity associated wit...
西垣内 泰介
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   7(0) 113-130   2004年3月
In this paper I consider syntactic and semantic properties of head-internal relative clauses (HIRC) in Japanese. I argue that the properties of HIRCs in Japanese can be shown to follow from the following two proposals: 1. The semantic content of t...
NISHIGAUCHI Taisuke
言語研究   121 49-105   2002年   [査読有り]
西垣内 泰介
Shoin literary review   30 37-56   1997年3月
西垣内 泰介
大阪大学言語文化学   1 41-52   1992年
西垣内 泰介
Shoin literary review   20 67-85   1986年12月
西垣内 泰介
英文學研究   63(2) 285-298   1986年12月   [査読有り]

競争的資金等の研究課題

 
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(C))
研究期間: 2014年 - 2016年    代表者: 西垣内 泰介
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2009年 - 2012年    代表者: 西垣内泰介
本研究は、「焦点」とスコープに関わる言語現象を取り上げ,形式化の整った統語論・意味論・音韻論の方法で理論的に分析するとともに,音声実験や言語コーパス調査などによって理論的考察を実証することを目的とする。本年は●先行研究で行われたイントネーションのデジタル分析について追実験を行い、更にバリエーションを加えて既存のデータに関して詳細な検討を行った。●WHの島の制約に関与する例文について考察し、東京方言、関西方言とさらに佐賀方言の間で興味深い差異が存在することに着目し、さまざまなデータをデジタル...
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2005年 - 2008年    代表者: 西垣内泰介
レキシコンと文法の制約について、文法論、形態論、意味論、音声音韻の各分野で理論的研究を行い、国会議事録などの発話コーパスを用いて実証的な研究を行った。具合的には述語の語彙的特性と再帰表現の単文内での束縛関係といわゆる長距離束縛の関わり、…を示した。平成20 年度の最後にあたってレキシコン、文法の制約が同一指示の現象に関与する諸相についての国際ワークショップを行った。
文部科学省: 科学研究費補助金(基盤研究(B))
研究期間: 2000年 - 2003年    代表者: 西垣内泰介
1960年代以降の英語の統語論的研究などを契機として、言語の制約についての理論的研究が飛躍的に発展し、その後、世界の様々な言語を対象とした、制約の普遍的側面と個別言語における特定的現象に対する理解が深まってきている。制約を中心とした言語研究は、文法と意味の関連領域を通して人間の言語と思考・概念構造の間のつながりを明らかにすることであるが、音声・音韻の研究においても、言語能力と言語運用(人間の調音・認識的メカニズム)との接点(インターフェース)を究明するという方向にある。また、それらを基盤と...
文部科学省: 科学研究費補助金(重点領域研究, 特定領域研究(A))
研究期間: 1997年 - 2001年    代表者: 大津由紀雄
言語発達班では、言語発達理論の構築を目標とし、音韻、語彙、統語、意味など、言語のさまざま側面の発達について、実証的・理論的研究を行った。とくに、言語発達の生得的(遺伝的に決定された)基盤と生後外界から取り込む経験の役割、および、その両者の相互作用の明確化に重点を置いた。調査にあたっては、日本語および英語を中心にしながらも、多様な言語をその対象とした。また、調査方法は主として乳幼児を被験者とする実験と幼児の発話資料の分析である。調査の結果、言語の多くの側面の発達に固有の生得的基盤が関与してい...

講演・口頭発表等

 
The Logophoric Hierarchy as Seen from the Point-of-View Projections [招待有り]
西垣内 泰介
Symposium on Formal Approaches to Subjectivity and Point-of-View, the 155th meeting of the Linguistic Society of Japan, Ritsumeikan University,   2017年11月27日   
潜伏疑問の統語構造 [招待有り]
西垣内 泰介
日本英語学会35回大会シンポジウム『意味と統語構造のインターフェイス』   2017年11月18日   

研究キーワード

 
 

Misc

 
西垣内 泰介
Theoretical and applied linguistics at Kobe Shoin : トークス   15(0) 141-147   2012年3月
このレポートでは神戸松蔭女子学院大学英語学科で2011 年4 月にスタートした、英語学習と学生生活をサポートするCLiCKS の特徴、その運用と展開について紹介する。CLiCKS は大学内のソーシャル・ネットワーク・システムであるが、その重要な特徴は、ネイティブ・スピーカーの教員が音声と英語テクストを発信し、学生がユビキタスにアクセスして繰り返しリスニングの教材とできるPodcast システムと、教員が発信して学生がiPhone で大学てでも自宅でも解答できるテストのシステムである。
西垣内 泰介
Moonshiner   (18) 18-19   2010年1月

研究分野