MISC

2009年

シイタケ培地へ添加したトレハロースの子実体への影響(第2報) : 栄養材の種類と子実体の収量,鮮度保持,食味評価との関係

日本きのこ学会誌
  • 寺嶋 芳江
  • ,
  • 渡辺 智子
  • ,
  • 鈴木 亜夕帆
  • ,
  • 白坂 憲章
  • ,
  • 寺下 隆夫

17
4
開始ページ
145
終了ページ
149
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.24465/msb.17.4_145
出版者・発行元
日本きのこ学会

米ぬか,ふすま,あるいは両者の混合物を栄養材とし,トレハロースを培地へ3%添加してシイタケを栽培した.添加により,ふすま培地において3回目までの総収量は比較的多くなり,Mサイズ以上の子実体個数割合はやや大きくなった.ふすま培地からの子実体のトレハロース含有量は全発生回を通して多かった.しかし,添加した場合,各集中発生における子実体の15℃で6日間保存後のヒダの明度を示すL^*値は明確には高くはなく,鮮度保持効果は認められなかった.官能検査の結果,ふすま培地からの子実体の「総合評価」は特に高かった.以上から,栄養材としてふすまを用いた場合に子実体収量と食味評価にトレハロース添加のプラス効果が最も大きく現れることがわかった.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.24465/msb.17.4_145
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110007811867
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12415767
ID情報
  • DOI : 10.24465/msb.17.4_145
  • ISSN : 1348-7388
  • CiNii Articles ID : 110007811867
  • CiNii Books ID : AA12415767
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000004449089

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