MISC

2009年9月

バックイン/バックアウト法による大型グローブボックスのパネル交換技術

Proceedings of 46th Annual Meeting of "Hot Laboratories and Remote Handling" Working Group (HOTLAB 2009) (CD-ROM)
  • 遠藤 慎也
  • ,
  • 沼田 正美
  • ,
  • 市瀬 健一
  • ,
  • 西 雅裕
  • ,
  • 古宮 友和
  • ,
  • 桜庭 直敏
  • ,
  • 宇佐美 浩二
  • ,
  • 冨田 健

開始ページ
6
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別

東海研究開発センター原子力科学研究所WASTEFでは、$\alpha$$\gamma$セル内機器のメンテナンスやTRU窒化物燃料の基礎物性試験を行うための大型グローブボックス(メンテナンスボックス)が設置されている。当該グローブボックスのアクリルパネルの一部には、劣化による微小き裂が生じており、安全な運転を行うためにパネル交換が必要となった。しかしながら、従来のパネル交換手法では、グローブボックス全体の除染やグリーンハウス内でのALS作業が必要となり、交換作業には多くの時間と人手が必要である。また、ALS作業に伴う汚染等のリスクも高くなる。そこでグローブボックスで物品等の搬出入に用いられているバックイン/バックアウト法を大型グローブボックスのパネル交換に適用したパネル交換手法を開発した。この方法は、交換するパネルを大型バックで覆い、バック内でパネル交換作業を実施するためにグローブボックスの除染やグリーンハウス設置が必要なくなり、パネル交換時のALS作業を削減することが可能となった。本交換手法をWASTEFのメンテナンスボックスのパネル交換に適用し、従来手法と比べて約1/5の人工でパネル交換を実施した。従来手法と比べて作業時間の短縮かつ安全な交換作業及び放射性廃棄物の低減化が可能であることを確認した。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5021735

エクスポート
BibTeX RIS