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2006年12月

海野勝[ミン]彫金作品の調査報告--「蘭陵王置物」「太平楽置物」に関する制作技法の調査記録

GEIBUN : 富山大学芸術文化学部紀要 = Bulletin of the Faculty of Art and Design University of Toyama
  • Peltonen Junko
  • ,
  • 鳥田 稔弘
  • ,
  • 三船 温尚
  • ,
  • 大熊 敏之
  • ,
  • 岡本 隆志

1
開始ページ
150
終了ページ
159
記述言語
日本語
掲載種別
DOI
10.15099/00015944
出版者・発行元
富山大学芸術文化学部

明治期の彫金師、海野勝〓が制作した宮内庁三の丸尚蔵館が収蔵する「蘭陵王置物」と「太平楽置物」を平成17年8月11日、三の丸尚蔵館において次のような研究者が調査を行った。鳥田宗吾は、象嵌技法を中心とした制作研究によって伝統工芸士と高岡市伝統工芸産業技術保持者という称号を持つ彫金技術者である。ペルトネン純子は、彫金・鍛金技法に関わる制作・技法・論文研究を行っている。三船温尚は、古代鋳造技法など鋳金技法に関わる制作・技法・論文研究を行っている。大熊敏之は、近代造型史、日本近代美術批評史などの論文研究を行っている。岡本隆志は、日本の美術・工芸に関する論文研究などを行っている。本稿は、調査時に録音したテープを起こし、編集を加えて、調査内容を掲載するものである。最終的な報告書には記載されない結論を導くための観察・考察経緯、観察手順、観察の着眼点などを記録した本稿が、今後の海野勝_彫金作品の研究だけでなく明治の金属工芸品調査や研究に僅かながらでも寄与できることを目的としている。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.15099/00015944
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006603756
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12190259
ID情報
  • DOI : 10.15099/00015944
  • ISSN : 1881-6649
  • CiNii Articles ID : 110006603756
  • CiNii Books ID : AA12190259
  • identifiers.cinii_nr_id : 9000006647447

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