2015年12月
SNICSによるフラーレン負イオンの生成
第28回タンデム加速器及びその周辺技術の研究会報告集
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- 開始ページ
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- 終了ページ
- 56
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
タンデム加速器の既設の負イオン源であるセシウムスパッターイオン源(SNICSII;米国NEC製)を用いた電子付着方式による高強度フラーレン(C$_{60}$)負イオン生成法の開発を行っている。本方式は、アイオナイザーから放出される熱電子をオーブンで昇華したC$_{60}$に付着させ負イオン化するため、従来の生成法のようにスパッターによる解離を伴わず、効率よくC$_{60}$負イオンが生成される。本方式により、これまでに従来の1,000倍の強度を達成しているが、イオン化チャンバー内の電子密度を増すことで更なる高強度化が望めることから、チャンバー内にタングステンフィラメントを設置し、そこから放出される熱電子も併用する方式を試みた。その結果、生成量を更に1桁増強させることに成功した。