MISC

2014年3月

静電加速器における技術開発の現状報告

JAEA-Review 2013-059, JAEA Takasaki Annual Report 2012
  • 山田 圭介
  • ,
  • 齋藤 勇一
  • ,
  • 石井 保行
  • ,
  • 的場 史朗
  • ,
  • 千葉 敦也
  • ,
  • 横山 彰人
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  • 薄井 絢
  • ,
  • 佐藤 隆博
  • ,
  • 大久保 猛
  • ,
  • 宇野 定則

開始ページ
終了ページ
159
記述言語
英語
掲載種別

TIARA静電加速器において平成24年度に行った技術開発の成果を報告する。タンデム加速器ではクラスターイオン用荷電変換ガスの探索のために、0.24V$_{B}$-0.34$_{B}$(V$_{B}$: Borh velocity)のエネルギー範囲でAuクラスターイオンとHe及びN$_{2}$ガスとの衝突によるクラスターイオンの解離断面積を評価した。その結果、解離断面積は実験の範囲ではエネルギー依存性がなく、クラスターサイズ及びガスの種類に依存することがわかった。シングルエンド加速器では、平成23年度までに開発したエミッタンス測定装置を用いて、RFイオン源の引出電圧とエミッタンスの関係を測定した。その結果、1MeVプロトンビームでは、引出電圧が8.4kVのときに最も良いエミッタンスが得られることがわかった。イオン注入装置では、クラスターイオン用ファラデーカップ(FC)の小型化のため、底面に針を敷き詰めることで等価的にアスペクト比を高くしたFCを試作した。本FCを用いてフラーレンイオンの電流測定試験を行った結果、高いアスペクト比を有するFCと同等の測定値が得られたことから、本手法がクラスターイオン用FCの小型化に有用であることがわかった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5041731

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