2019年10月
日本銅学会第53回論文賞
日本銅学会
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- タイトル
- 自動車端子向けの銅合金へのAg@Nano-C複合めっきの創製および特性評価
- 受賞区分
- 国内学会・会議・シンポジウム等の賞
- 受賞国・地域
- 日本
HEV/EV車の推進とともに高エネルギー密度のLiイオン二次電池電極材料の開発が求められている。本研究では、Sn系活物質を用いるLIB負極のサイクル特性を改善するために、電気めっきと電着法を組み合わせたハイブリッドめっき法により、集電体のCu板上に鱗片状ナノ結晶を有するSn-SnO2-TiO2ポーラス層と緻密なCu6Sn5合金層からのSn-SnO2-TiO2/Cu6Sn5二層複合めっき膜を作製する技術を開発した。この複合めっき膜は、バインダー且つ導電助剤フリーのLIB負極として、現行の炭素材料より3倍以上の高い放電容量(1227 mAh g-1)を有し、優れたサイクル特性を示した。本成果は、次世代低コスト・大容量Liイオン二次電池の負極電極材料への実用化が期待される。