講演・口頭発表等

2009年9月

脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)大脳における脳卒中発症後の神経再生に関する検討

第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
  • 伊藤 龍生
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  • 佐藤 隆夫
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  • 竹森 久美子
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  • 伊藤 浩行

主催者
第45回高血圧関連疾患モデル学会学術総会
開催地
東京
背景:脳卒中易発症性高血圧自然発症ラット(SHRSP)は脳卒中を自然発症する唯一の動物であり、脳卒中発症後の脳病変周囲の神経細胞は変性脱落することが報告されている。しかしながら脳病変周囲組織の神経細胞の再生についての報告は見あたらない。そこで今回、SHRSPを用いて脳卒中発症後の脳病変周囲組織での神経再生について検討した。
方法:脳卒中発症前の16週齢雄性SHRSPにBrdUを連続二週間投与し、SHRSPを脳卒中発症直後の急性期群と発症約一ヶ月の慢性期群の二群に分けて実験を行った。急性期群および慢性期群のラット脳切片を分裂細胞のマーカーであるBrdU、神経幹細胞のマーカーであるSOX-2、神経幹細胞および幼弱なアストロサイトのマーカーであるnestin、幼弱な神経細胞のマーカーであるdoublecortin (DCX)および神経細胞のマーカーであるNeuNの免疫組織染色を行って、神経幹細胞の出現およびその神経細胞への分化の評価を行った。
結果:急性期群の脳病変周囲組織ではWK