2011年10月
糖代謝異常に対する若齢期の遊泳運動の影響とその持続性
奈良市
- ,
- ,
- ,
- ,
- 主催者
- 奈良市
- 開催地
- 日本栄養食糧学会第50回近畿支部大会
【目的】高血圧と糖尿病は合併頻度が高く、高血圧と糖代謝異常の関連が注目されている。運動は糖尿病の有効な治療法の一つとして考えられており、現在では若齢期での運動習慣が生活習慣病の予防に効果的であるとされている。本研究では高血圧と糖代謝異常を併せ持つSHRSPの病態発症前である若齢期の運動が糖代謝に及ぼす影響とその効果の持続性について検討した。
【方法】4週齢雄性SHRSPを対照群と運動群に分け、運動群は10週齢までの6週間、強制遊泳装置にて運動を1 h/day、5 day/week負荷した。運動終了後屠殺を行うものと、15週齢まで飼育を行うものとに分けた。この間、体重、血圧(Tail-cuff 法)、糖負荷試験、インスリン負荷試験を行った。10、15週齢時に、ヒラメ筋、ヒフク筋、後腹膜脂肪組織を摘出し、GLUT-4 mRNA発現量をReal time-PCR法で、インスリンシグナル因子をWestern blotting法で測定した。
【結果と考察】運動直後(10週齢)の糖負荷後の血糖値は対照群に比べ運動群
【方法】4週齢雄性SHRSPを対照群と運動群に分け、運動群は10週齢までの6週間、強制遊泳装置にて運動を1 h/day、5 day/week負荷した。運動終了後屠殺を行うものと、15週齢まで飼育を行うものとに分けた。この間、体重、血圧(Tail-cuff 法)、糖負荷試験、インスリン負荷試験を行った。10、15週齢時に、ヒラメ筋、ヒフク筋、後腹膜脂肪組織を摘出し、GLUT-4 mRNA発現量をReal time-PCR法で、インスリンシグナル因子をWestern blotting法で測定した。
【結果と考察】運動直後(10週齢)の糖負荷後の血糖値は対照群に比べ運動群