2018年10月 - 2021年3月
樹木病原菌と養菌性キクイムシの遭遇から協働への源流を探る
日本学術振興会 科学研究費助成事業 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)) 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
- 課題番号
- 18KK0180
- 体系的課題番号
- JP18KK0180
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 17,940,000円
- (直接経費)
- 13,800,000円
- (間接経費)
- 4,140,000円
- 資金種別
- 競争的資金
研究の開始時期が年度後半で冬季であったため、野外調査と試料採取は予備調査を実施した。
デイゴの病原菌の分布の地理的広がりおよび、マンゴー枯死枝における養菌性キクイムシの生息状況を知るために、台湾で調査を開始した。2018年2月5日から8日まで、台湾の台中市から台南市の数カ所、デイゴ並木および果樹研究所の圃場など訪問した。研究協力者のDr. Chenと共に枯死枝試料とキクイムシ類の採取を実施した。デイゴについては、沖縄県で観察されたものと同様の軟腐症状を示す個体が1本確認され、木部試料を採取した。台湾では同様の枯死木の発生は多くないようである。デイゴの軟腐症状部位およびマンゴーの枯死枝に生息する菌類は台湾内で培養しており、今後DNA解析を経て、Fusarium solani種複合体に属する菌であるか確認し、また、沖縄県で検出された病原菌との近縁性を検討する。枯死枝で繁殖していたキクイムシ類については、エタノールで殺虫した後に持ち帰り、同定を行っている。
デイゴの病原菌の分布の地理的広がりおよび、マンゴー枯死枝における養菌性キクイムシの生息状況を知るために、台湾で調査を開始した。2018年2月5日から8日まで、台湾の台中市から台南市の数カ所、デイゴ並木および果樹研究所の圃場など訪問した。研究協力者のDr. Chenと共に枯死枝試料とキクイムシ類の採取を実施した。デイゴについては、沖縄県で観察されたものと同様の軟腐症状を示す個体が1本確認され、木部試料を採取した。台湾では同様の枯死木の発生は多くないようである。デイゴの軟腐症状部位およびマンゴーの枯死枝に生息する菌類は台湾内で培養しており、今後DNA解析を経て、Fusarium solani種複合体に属する菌であるか確認し、また、沖縄県で検出された病原菌との近縁性を検討する。枯死枝で繁殖していたキクイムシ類については、エタノールで殺虫した後に持ち帰り、同定を行っている。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 18KK0180
- 体系的課題番号 : JP18KK0180