2016年
ユニバーサルデザインのまちづくりにおける継続的な市民参加の効果と課題に関する研究
土木学会論文集D3(土木計画学)
- 巻
- 72
- 号
- 5
- 開始ページ
- I_1155
- 終了ページ
- I_1166
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.2208/jscejipm.72.i_1155
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 土木学会
ユニバーサルデザインのまちづくりは,計画,実行,検証,改善とスパイラルアップする継続的な市民参加が課題となっている.本研究は,継続的な市民参加が行われている事例を対象に,1) 経過分析,2) 担当行政職員,参加市民のインタビュー調査を行い,継続的な市民参加の効果と実現するための条件を明らかにすることを目的とした.継続的な市民参加は,参加機会の確保,整備の質的向上,他テーマへの展開といった効果が確認された.また,多様な主体間の信頼関係を醸成し,公的空間整備に対する社会的選択の視点を養う,まちづくり人材の育成の機会となっていた.条件としては,活動の定型化期に,市民,担当部署の参加のしくみが確立されていること,活動の展開期,見直し期を察知する市民の存在や改善に取り組む人材が必要であることがわかった.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2208/jscejipm.72.i_1155
- eISSN : 2185-6540
- CiNii Articles ID : 130005435513